村井正誠記念美術館は、2005年3月29日、村井正誠の生誕100歳を記念して開館いたしました。
 建築設計は隈研吾さん、館名表示などは原研哉さんです。
 村井正誠は1928年大学卒業と同時に、風景画家となるべく渡仏しましたが、直接抽象芸術に触れて、風景を単純化することから抽象絵画を模索し始めます。
 1932年帰国後は日本に於ける抽象絵画のパイオニアーとして、リーダーとして活躍しました。残された作品の多くは村井の遺志により世田谷美術館へ、また東京・京都両国立近代美術館ほかへも寄付をしました。
 当館では晩年使用したアトリエをそのまま内部に保存して、作品のほか、未発表の資料や愛した身のまわりの品々などを展示してゆく予定です。展示替えは冬期休館中の年一回です。
 2008年は、「村井正誠のオブジェ 木・陶・ブロンズなど」と「大きな絵」をテーマに展示しております。
 なお、小さいながらも隈研吾さん設計の空間はとても気持ち良く、ゆっくりと楽しんでいただきますよう、当館は予約制にしております。

                                         館長 村井伊津子


撮影 宮本隆司